すっかりご無沙汰しています。
サクラの花が舞い、春の訪れを感じる季節となりました。
皆さまいかがお過ごしですか?
新型コロナウイルスの緊急事態宣言がでて何かと不便な日々を過ごされていることと思います。
医療関係に従事されている方はきっとこのブログを見る時間もなく忙しくされていて本当に感謝です。
私ができることの微力さ…
行動自粛を心掛け、心身ともに健康でいる日々を過ごすことしかないのです。
私はここ数年、花粉の季節は使い捨てマスクに大変お世話になっていたのですが…
今年はなかなか手に入らなそうで在庫が減っていく…
そうだ刺繍付きマスクを作ろう!と花粉症マスクをインスタにアップしました。
科学的にどうのこうのより心理的安心感。
実際にないよりは花粉による不快感が減る体験から紹介したいと思いたち試行錯誤としている間に世間でも様々な手作りマスクが紹介されて思いはみな同じなんだなぁ~とほっこり。簡単安心の優れもののハンカチや手ぬぐいをそのまま利用したものには目からうろこの感動すらありました。
NYタイムズにもマスクの作り方が紹介されましたね。
ということで、クロスステッチを楽しんでからの4タックの手縫いマスクの作り方を紹介します!
手縫いが好きな方への工程ですが、そうでない方もこの機会にちょっと興味を持っていただけたら嬉しいです。
手縫いをすることは効率は良くないけれど…ひと針ひと針進めるリズムや綺麗に刺し進めようと無心になれる時間が心の癒しになればと思います。
少し長くなるので…お時間のある時にチクチクの参考にお楽しみください♪
●必要材料●
リネン(外布ステッチ用、内布薄地で目の細かいもの)、使い捨て布マスク(ワイヤー2本、両耳のゴム) 縫い糸、縫い針、待ち針
刺繍図案 寸法など
刺繍糸三色
刺繍のお花の色はフレメの花糸で優しい水色、ピンク色、アイボリー色の3つのお勧めの糸色を図案と一緒に紹介しています。
お好みで好きな色のグラデーション二色と葉っぱの一色の三色でも楽しんでみてくださいね♡
●作り方●
1)使い捨てマスクから必要なバーツを取り出します。
2)内布のヨコ中心を輪にして折りワイヤーを置き0.5㎜幅で縫います。
3)外布にほつれ止めをしてから刺繍をします。
刺繍位置は生地のカウントによって違うので指定していません。何となく右下がいいような気がします。クロスステッチの道探しを楽しむ場合、刺繍の刺し始め位置は糸始末用に残した糸の端を参考にしてみてくださいね♪参考になるかと思い裏も載せてみました。
①面積の大きい薄い色から刺します。(これは道探しを楽しむと裏は縦にまっすぐに糸を渡すことができます)
②濃い色を刺します。(これは色の重なりがないので一マス糸が渡ってしまいますができるだけ渡る数を減らしてみましょう~)
③葉っぱの色を刺します。(これも道探しを楽しむと裏は縦にまっすぐに糸を渡すことができます。)
④刺繍がすべて終わってから糸始末。そして糸を切ったら直ぐにアイロン。裏側からあて布をしてしっかりかけましょう~!刺繍は完成♪
4)外内布を裏合わせにする
5)上下の縫い代を三つ折りに指アイロンして待ち針で止め上側にはワイヤーを挟み込む
6)四隅の厚みを薄くするように重なる部分を切り取る
7)上下ともに細かく縫い止める(上のワイヤーが中心からずれないように両サイドを縫う)
8)左右両サイドを三つ折りにして耳にかけるゴムを挟み込む
9)ゴムが抜けないように気を付け細かく縫い止める
10)タックを指示寸法に折り待ち針で止める(表)と(裏)参考写真
11)タックの部分を細かく縫い止める(表)と(裏)参考写真
12)完成!(表)と(裏)
無心で針を進める手縫いのリズムはきれいな縫い目を求めて、しばし無の世界へ連れ行ってくれるかもです。
手縫いが好きな方なら半日で出来る作業量ですが、
目や肩の疲れが出てしまうかもなので急がずに隙間時間で楽しんで作っていただければと思います。
使い捨てマスクがもったいない…とお思いの方、ご自分用でしたら一度使用したものの再利用という方法もあります。耳ゴムにファンデやチークの色移りがあるかもなのでチェックしてみてくださいね。
お洗濯方法はネットに入れて洗濯機で大丈夫です。
リネンなのでアイロンをかけた方がパリッとした姿になります。
使うほどに柔らかい肌触りになります。
どうぞ少しだけ丁寧に♡針を運んでみてください。
愛着をもって使っていただけるのもに仕立てていただければ幸いです☆
どのような形でこのウイルスと向き合い付き合っていくことになるのか…
お別れする日が一にも早く訪れる日を願っています☆☆☆
長文となりましたが、お付き合いありがとうございます。
どうか心身ともにお気をつけてお過ごしください☆
井出祐理子