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Stickerei und Märchen

いよいよ、リネンバードでの「刺繍と物語」展が始まりました。
スタッフの方から送っていただいた展示風景の写真です。

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オリジナルのクロスステッチ作品を発表するようになって10年。
ドイツに暮らすようになって10年。

花糸とリネンの美しさを皆様に私らしくお届けする活動を続けてこれたのは、
本当に周りの方々のおかげです。

Comfortable daily Life の活動は花糸とリネンの美しさをお届するために、
暮らしに寄り添うクロスステッチをこれからも提案していきたいと思います。





10年ということで、ちょっと振り返ってみます。

幼少のころ祖母の影響で編み物や手芸に興味をもち、
中学生の頃に流行通信、荘苑などのファッション誌に影響を受けデザイナーに憧れ、
高校生のころは某有名アーティストの大ファンとなり音楽業界の魅力にすっかりトキメイテおりました。
文化服装学園(ここで洋裁・デザインの基礎はみっちり学ぶことができました)ファッション工科アパレルデザイン科を卒業後、大手アパレルメーカーでデザイナー職に就くも「やっぱり手仕事がしたい!」と退社。

しかし、美しいもの、綺麗なもの、素敵なもの、気の多い私の好きって何だろう?
手仕事といっても種類の幅は広く…あれこれ。

友人の紹介でフラワーアレンジメントの先生の撮影のお手伝いをすることに。
「自分の好き」と「必要としてくれること」がつながるお仕事っていいな~と再確認。
そして、より素敵に見えることのお手伝いをするモデルさんや女優さんのスタイリストとして働くことになります。芸の道のキラキラした部分と厳しさを垣間見る日々。スタイリングに手作りのものをプラスしたりなど充実した日々だったのですが、出会ってしまったのです。花糸に!!!

刺繍はいろいろ知っていましたがデンマーク刺繍の細やかな世界。花糸のマットで柔らかな色彩。
チクチク刺繍のリズムに癒されることももちろん、リネンと花糸の何とも言えない素材感。
すっかり虜になって、デンマーク刺繍の基礎を学びました。

忙しい日々の中では大きな刺繍を完成させる時間はなかなか見つけられない。
まずは小さなものをと探しても、なかなか可愛い図案がない・・・
ならば自分で描こうではないかと!
身の回りのものに刺繍がついていると、ちょっと穏やかになれることに気が付いたから
バックや小物など身近なものにチクチク刺し始めました。

自分が心地よく毎日を過ごすことができれば、誰かのお役に立てるかも?
好きな手仕事を続けていくにはこの世界(花糸・デンマーク刺繍)の先にあるかも!!!
スタイリストから刺繍作家の道へ進もうと決めました。

当時フラダンスを趣味でしていたこともあり、初めてのオリジナルモチーフは Hawaii の植物。
それが2004年でした。
ALOHAスピリットはいまでも大好きです。体を動かすのは好きなのですが、踊りのセンスが…
あ、話がそれたので戻しましょう(^-^)

時を同じくして主人がドイツで働くことに。
アルファベット刺繍をはじめとするドイツの牧歌的な刺繍にも出会うことになります。
まったく未知の土地と思って住み始めたのですが、
住み慣れていくにしたがって日本とのつながりの多いことを改めてしりました。

『グリム童話』はその一つ。
海外のおとぎ話とは知っていたけれど…子供のころから日本語で普通に読んでいたものなので、
そう言えば、ドイツの絵本だったのね。
ということから改めて読み返し、話の不思議さにおどろきつつ、懐かしみつつ、刺繍図案を描きました。
2010年から作り始め、赤頭巾ちゃん、ヘンゼルとグレーテル、灰かぶり姫(シンデレラ)、ブレーメンの音楽隊、カエルの王様。2011年にミュンヘンでマジパン作品と一緒に作品展をするにあたって白雪姫と7人の小人の少し大きめの作品を作りました。
小人達は一人ずつでオーナメント又は針刺しにして使っていただけるキットになっています。

話は長くなりましたが…
このようにして今回のグリム童話の刺繍作品は生まれました。まだ計画中のお話もあります。
同じフレームを使って飾れるようにサイズを統一していますので、並べて飾ってもバランスがとりやすいです。また季節ごとに作品を取り換えて楽しんでいただいてもいいのではと思います。

色々な出会いを大切に、これからもゆっくりとですが作品を作っていきたいと思います☆

井出祐理子
by yurulilas | 2014-05-02 13:25 | お知らせ